腹部・背部の診察 Basic 〜身体診察 動画まとめ2021〜
この投稿では,腹部と背部の身体診察の方法をYoutube動画から紹介します。
対象は医学系OSCE~初期研修医レベルを想定しています。
まずはポイントを押さえながら診察の型を身に付けましょう。
目次
Overview
この動画では,視診,聴診,打診,触診の順に診察しています。
※模擬患者でのデモンストレーション(2分13秒)この動画では,視診,聴診,浅い触診,深い触診,肝臓の触診・打診,脾臓の触診・打診の方法を解説しています。
※模擬患者でのデモンストレーション,解説付き(6分34秒)
各論
視診
この動画では腹部の視診のポイントとして,「腹部膨満」「手術創」「鼠径部」「腹壁血管の怒張」の4つについて解説しています。
※レクチャー動画(9分8秒)この動画では,腹部の輪郭の異常として「舟状腹」「上腹部の膨隆」「下腹部の膨隆」「キューピッド弓サイン」「はしごサイン」の5つについて解説しています。腹部の視診は横から見るのがポイントです。
※レクチャー動画(13分7秒)この動画では,腹壁静脈の視診について「上大静脈閉塞パターン」「下大静脈閉塞パターン」「門脈閉塞パターン」の3つに分けて解説しています。
※レクチャー動画(9分6秒)
聴診
この動画では腸蠕動音の聴診について,「亢進」「低下」「金属音」「振水音」を解説しています。
※レクチャー動画(6分52秒)
打診
この動画では,腹部の打診・触診の方法について解説しています。
※レクチャー動画(6分30秒)この動画では,肝臓の打診・触診の方法を示しています。
※模擬患者でのデモンストレーション動画(1分27秒)この動画では,肝臓の打診について解説しています。鎖骨中線上で濁音を示す範囲を調べます。
※レクチャー動画(5分27秒)この動画では,腹水の身体診察としてfluid wave(波動伝導)について解説しています。
※レクチャー動画(7分4秒)
触診
こちらの動画では,反跳痛とtapping painについて示しています。
※模擬患者でのデモンストレーション動画(0分43秒)こちらの動画では,腹膜炎を疑う腹膜刺激徴候(反跳痛,筋性防御,踵落とし試験,腸腰筋徴候,閉鎖筋徴候)について解説しています。
※レクチャー動画(7分55秒)こちらの動画では腹膜刺激徴候について,筋強直,筋性防御,反跳痛(Blumberg徴候),percussion tenderness,咳嗽試験,踵落とし試験,Speed Bump試験を解説しています。
※レクチャー動画(10分26秒)こちらの動画では,Murphy徴候の方法について示しています。
※模擬患者でのデモンストレーション動画(0分40秒)こちらの動画では,Murphy徴候について解説しています。
※レクチャー動画(3分41秒)こちらの動画では胆嚢炎の身体所見としてMurphy徴候,hummer stroke percussion,Boas徴候,肝叩打痛を解説しています。
※レクチャー動画(9分26秒)こちらの動画では,肝臓の触診について頭側法(指の先端を使う),横法(示指の側面を使う),引っかけ法(指の腹を使う)の3つを解説し,肝臓の辺縁を触れた場合にチェックするべきポイントを解説しています。
※レクチャー動画(8分27秒)こちらの動画では,肝臓の触診にまつわるエビデンスとして,「肋骨弓下に触知したら肝臓か」「肝臓辺縁を触知したら肝腫大か」「肝臓辺縁を触知したら肝硬変か」「肝臓辺縁を硬く触れたら肝硬変か」について解説しています。
※レクチャー動画(3分39秒)こちらの動画では,腹水の古典的な身体所見として蛙腹,flank dullness,shifting dullness,fluid waveの4つを解説しています。
※レクチャー動画(13分50秒)
直腸診
この動画では,直腸診の方法を解説しています。
※シミュレーターでのデモンストレーション動画(1分18秒)こちらの動画では,直腸診が必要な場合(消化管出血,前立腺炎,痔核,門脈圧亢進)について解説しています。
※レクチャー動画(8分30秒)
背部
こちらの動画では,CVA叩打痛の方法を示しています。
※模擬患者でのデモンストレーション動画(0分31秒)こちらの動画では,CVA叩打痛の方法と考えられる疾患,脊柱叩打痛の方法と考えられる疾患について解説しています。
※レクチャー動画(4分1秒)
今回は以上です!